排水中の極少量のVOCを省エネルギーで除去・回収
特長
・環境基準以下になるまでの処理が可能
・大気中に有害物質を放出しない
・有効成分の回収が可能
・用役消費が非常に少なく、経済的
・信頼性の高い連続自動運転
・起動・停止が早く操作が容易
・メンテナンスがほとんど不要
・充填塔と棚段塔の利点を融合しており、塔高さの低減が可能
・ヘンリー定数の大きな物質の利点を融合しており、塔高さの低減が可能
鉄鋼・金属・製紙・無機工業 / バイオ・医療・食品関連 / 半導体・液晶関係
排水中にVOC類が含まれる場合、従来の曝気法では水質汚染を避けるために大気に放出しているのが現状です。
非常に微量のVOCを水中から除去するには蒸留法が最適ですが、今までの技術では多大な蒸気・エネルギーを必要としました。
通常の蒸留塔では、蒸気量を少なくすると上昇蒸気が多量の流下液により攪拌され、塔の上下方向において濃度の均一化が起きてしまい、有効な液とガスの向流操作ができないからです。
当社が開発したBMBストリッパーは、ガスの流れをプラグフローに近いものにし、上下方向の濃度差を確保しました。
液は塔内を流下するに従い、ガスと接触しながら次第に有機物濃度の低い状態になり、許容値以下となって塔底から排出されます。
蒸気は上昇するに従って有機成分濃度が濃くなり、回収・再利用が可能になります。
蒸気が少量なため、有機物濃度を高くすることができ、デカンタでの溶剤相と水相の分離が効率的に行われます。