最先端の環境関連技術でクリーンな循環型社会構築を目指す月島環境エンジニアリング

社史

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1953年~

株式会社鶴田装置設計事務所を設立

化学工業における蒸留、吸収、乾燥、抽出などの単位操作をベースにした装置の設計、製作会社としてスタートしました。

需要の高まっていた防湿セロファン紙の、製造工程から排出される溶剤を回収する装置が、国内ではまだ普及していないことに目をつけ、国産第1号機となる溶剤回収装置を完成させました。

1960年~

八幡化工機株式会社に商号変更

その後、八幡製鐵の子会社「八幡マレイン酸株式会社」の技術診断を引き受けたことをきっかけに、八幡製鉄の傘下となり「八幡化工機株式会社」に商号を変更しました。
この時期に八幡化学株式会社より、化学プラントの様々な手ほどきを受けたのが、今日の月島環境エンジニアリングの技術基盤となっております。

1964年~

サーマル・リサーチ社と技術提携

米国サーマル・リサーチ社と技術提携を行い、燃焼分野に進出しました。
当時、アルカリ含有廃液処理装置への需要が公害規制強化に伴って増加し、当社はそれまでに蓄積した燃焼技術を基礎にし、サーマル社の装置とは異なった独自の形式構造による焼却処理装置、および技術を確立することとなりました。
最初の受注に成功した廃液燃焼設備(塩酸回収)Sub-X1号機を機に立て続けに実績を重ねました。

1965年~

テラレット®の技術導入

気液接触に関する権威者である米テラー博士より、本人が開発した合成樹脂製充填物をいただいたことをきっかけに、当社オリジナルのテラレット®開発が始まりました。
国内では、磁器製、金属製の充填物が市場を占めていたため、安価に大量生産可能なプラスチック製充填物は需要があるはずと当社は考え、テラー博士と技術提携を行いました。
当社技術部隊は知恵をしぼり、試行錯誤の末、現在のテラレット®の原型ができました。

1970年~

固形廃棄物処理への進出、日鉄化工機株式会社に商号変更

廃液や廃ガスに起因する公害問題が先行したなかで、固型廃棄物に対しても各方面で検討が進められていました。第一次オイルショックが起こる3~4年前、当社としてもこの分野に参入していくべきだとの判断となり、開発検討が始まりました。
FMドライヤー、横型固定式VH炉、PRコンセントレーター、ロータリーキルン焼却炉と立て続けに開発を進め、廃棄物処理設備のエンジニアリングメーカーとして、より一層幅を広げました。
オイルショックにより、燃料を多く消費する廃液燃焼装置の引合いが減少したため、固型廃棄物焼却装置の受注に注力するようになりました。
これが当社における今日の有力商品の一つとして発展してきました。

1973年~

海外市場への進出

西独のフランクフルトにて3年に1回開催される世界最大の展示会「アヘマ」に、日本初の単独出展を行いました。初出展した液中燃焼式廃液燃焼装置は、欧米のユーザーやプラントメーカーに新鮮な印象を与え、数々の引合い獲得と、海外企業との技術供与につながりました。

1983年~

溶剤回収装置の復活

創立当初から、当社の有力商品として登場している溶剤回収装置は、一時期競争力をなくし受注率が極端に低下したこともありましたが、省スチーム化、システム改良によって、国内ビデオテープ業界において再びその勢いを取戻しました。

2003年~

月島機械グループ傘下となり、月島環境エンジニアリング株式会社に商号変更

廃液燃焼プラントにおいて、国内では、当社が多くのシェアを獲得していた一方、海外では月島機械が石油プラントを主とする海外の大型案件で健闘しており、両社は競合関係にありました。
月島機械は、廃液燃焼における専門的知識を持った人材の不足により、プロジェクトに対応できない事態が発生し、抜本的な構造改革が必要となっていました。
廃液燃焼プラント市場での国内外トップシェア奪回を掲げた月島機械は、当社に協業関係を持ちかけ、その後株式を取得し、当社は月島環境エンジニアリング株式会社に商号を変更しました。
両社の市場範囲を共有することで、シェアの規模を広げ、国内シェア70%近くを握ることに成功しました。

2023年~

月島機械が持株会社体制へ移行し、月島ホールディングスとして新たにスタート

変化の激しい時代に対応し、企業価値の向上と持続的な成長を実現するため、月島ホールディングスとして新たにスタートを切りました。

2024年~

更なる発展

長きにわたり培った技術力を基に、更なる新商品の開発や、既存商品の改善を行いエンジニアリング企業としての幅を日々拡大しています。
今後も、月島ホールディングスグループ、月島環境エンジニアリングの活躍にご期待ください。

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