蒸留・放散・吸収・燃焼技術によりアンモニアガスの再利用、分解処理を実現化
特長
・高純度アンモニア水の回収が可能
・回収アンモニア水から、アンモニア化合物を製造可能
・アンモニア成分を触媒燃焼法により瞬時に酸化分解・無害化
・他工程からの炭化水素・アミン・ニトリル・窒素酸化物などの排ガスも触媒の選定により同時処理が可能
・脱硝設備など二次処理設備が不要
・コンパクトな装置の為、敷地の有効利用が可能
・アンモニアの処理に伴う排熱の再利用が可能
鉄鋼・金属・製紙・無機工業 / 半導体・液晶関係
窒素規制、悪臭防止法などの環境規制が年々強化され、あらゆる産業で廃水処理が緊急かつ重大な課題となっております。
当社は、長年にわたり高性能充填物を販売し、その経験とノウハウから蒸留分離装置を、また、分離アンモニアを分解処理する場合には触媒技術との融合により、分離回収装置および分離分解装置を提供しています。
排水中に含まれるアンモニアは、pHが中性近辺ではイオンの状態で存在していますが、アルカリ添加によりpHを高くすると、排水中からアンモニアガスとして分離可能です。
また、タワーの操作温度を上げることにより、より効率的に分離できます。
NaOHにより、pHを上げられた排水は、充填物の積まれた放散塔中段に供給されます。供給された排水は放散塔下部からの蒸気により、アンモニア成分が放散され、塔頂より排出されます。その後冷却水により凝縮し、アンモニア水として回収されます。
アンモニアストリッピングにより放散されたアンモニア成分は、熱交換器により予熱された後に、触媒燃焼法により、N2、H2Oに分解されます。その後、熱交換器により温度を下げられた処理排ガスは、排気塔より排出されます。