「煙」について
これから数回に分けて工場煙突からの「煙」についてお話ししたいと思います。
煙の色は、私たちの業界で言われるところでは、
「黒」「紫（青）」「白」位がメジャーな3色です。
「黒」というのはもうほとんど日本では出ませんが、ススが混じった色で、
不完全燃焼などを考慮に入れる必要があります。
「紫（青）」は目に見えないほどの小さな粒子が煙突から出ていること
が考えられます。この小さな粒子に光が乱反射し、「紫」色のように見えます。
簡単な話だと、たばこの煙はこの色に近いです。
この「黒」と「紫」は設備側の対策で可能です。
問題は「白」です。
「白」の煙は、ある一定の有害物質を除き、殆どが水蒸気です。
そのある一定の有害物は、法律で規制され、絶対に取り除かれている
と思っていいでしょう。
なのでこの「白」の煙は水蒸気です。
続きはまた。
